▶このブログ記事は、【マレーシア留学】インター編入1年目(Term2)シリーズの番外編です。
我が家の次男Kは、マレーシアのインター校にYear2で編入しました。
けれどもコロナ禍の学習は、長男とは異なり、ClassDojoというアプリを通じて、先生から送られてくる動画や課題に自学で取り組むスタイルでした。
なので、当時小学校2年生だった次男Kは、日中は地元の日本の小学校に通学し、帰宅後に、マレーシアのインター課題に取り組むという生活を、Year2の最後まで続けました。
ケンブリッジ式カリキュラムでは、Year1〜2は「Key Stage 1(KS1)」に分類され、テストよりも観察や活動ベースの評価が重視されます。 次男もその流れに沿って、ClassDojoで提示された課題をこなしながら、英語ゼロから少しずつ「使える英語」を身につけていきました。
Year3に進級してからは、兄と同じく本格的なオンライン授業(Google Meet)に参加し始めることになりましたが、それはまた別の記事で綴りたいと思います。
英語の課題は読めない。でも…何かできることはある
ClassDojoを通じて、英語で指示された課題を前に、Kは毎回戸惑っていました。最初は「何をやればいいの?」という状態。Kは英語を読むことが全くできなかったので、「なんて書いてあるのか分からない」が彼のスタートだったのです。
ほぼ自学、通信教育のような状態。家庭でのサポートが必要不可欠な状態だったので、どうやってYear2を乗り切るかを考えました。そして、すべてを訳して与えるのではなく、 「これは何のことだと思う?」「何て言ってるか、音で聞いてみよう」と、一緒に読み解くスタイルでサポートをすることにしました。
▶Year2編入初年度のKの実際の家庭学習内容
【英語】文法・時制 – Grammar (Tense) – Year2
【英語】作文・疑問詞(5w1h) – writing – Year2
【英語】作文・お話づくり(Mapping a storyまで)- writing – Year2
【英語】ライム・オード・オノマトペ・スピーチ・ダイアログなど 2学期に学んだことまとめ – Year2
【英語】低学年への『三単現』の教え方 – Year2
どれも、実際にKが学んだ内容を具体的に記録したものなので、英語初学者の小学生への指導やサポート方法を知りたい方にも役立つ内容だと思います。
その他にも…
- 単語を一緒に調べて「言ってみる」
- 昨日の出来事を英語で10文書いてみる「10sentences」→長男に指導してもらう!
- 英語の動画を繰り返し観て、言い回しに慣れる
本人の「分かんないよ〜」という声に根気よく寄り添いながら、 少しずつ「使える英語」が増えていくのを待つ毎日でした。この時期に、オンライン英会話の受講も開始しました。
▶関連記事:【長男・Year5】成長の兆しと親の試行錯誤:英語補習から理科までの奮闘記
ローマ字未学習だからこそ吸収しやすかったフォニックス
次男のKは当時ローマ字を知らなかったこともあり、英語の綴りを素直にフォニックス読みする傾向がありました。
BUN BUN(というパン屋さん)を「バンバン」 、HDMIを「ハドゥミー」など、 ユニークな読み方に思わず関心してしまいましたが、 「音から入る」学習は、結果として彼に合っていたようです。

学力よりも、安心できる家庭環境を大事に
当時のKにとって最も大切だったのは、英語の理解よりも「気持ちが安定していること」。
英語が分からない、友達と話せない、マレーシアに行けるかどうかも分からない…
そんな不安がたくさんある中でも、「今日もよく頑張ったね」と認めてあげることが、 何よりの支えになると信じていました。
まとめ:英語ゼロでも、環境次第で子どもは育つ!
英語が分からなくても、できることはたくさんある。無理に押し込むよりも、まずは「できた」「伝わった」という体験を、日々積み重ねていくことが大事。
ClassDojoというシステムを通じて、完全に「自学」で進めなければならなかった次男KのYear2。 それでも、家庭の支えと本人の前向きな気持ちを引き出せれば、英語ゼロの状態からでも確実に「わかる」「言える」「伝えられる」が増えていったように思います。
この1年間の経験が、これから同じように挑戦するご家庭の参考になれば嬉しいです。
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