子供たちの成長:編入1年後(Year2-3次男編)

次男K。

編入時7歳。

現地の学年で、Year2の2学期からスタートし、現在1年3か月が経過したところです。

「気持ちの面」と「学習面」で子供たちがどう変化した(している)のか、また、

学校ではどんなことを学んでいるのか?

長男・次男それぞれの様子をまとめて記録に残します。

 

次男Kの英語ヒストリー

実は、英語ヒストリーという程立派なことは何もしてきていません😅

(ちなみに、とても素敵な「おうち英語」に取り組んでいる方々のHPは、今は本当にたくさんありますよ^^)

普通に日本で育ってきた子供達でも、こうして日本を離れた教育を受ける選択肢があるということ、

そして、いつか子供を世界へ送り出したいと考えているご家庭の、前向きな資料になれば良いと思い、

今回の記事を書いてみました。

 

次男Kの0~8歳×英語 

◆乳幼児期

英語の音楽(幼児向け)をよく流していました。

会話は常に日本語でしたし、ごくごく一般的な家庭で育っています。

◆幼稚園

年少から近所の普通の幼稚園。平日は18:30帰宅。

夜はWWK(ワールドワイドキッズ)のDVDを流すようにしていました。

→年中から〇CC幼児クラススタート。

→年長から+英検準備コースのタッチペンで学習開始(←兄がやっていたので、Kも熱望)

 ※今思うと、このタッチペンがフォニックス・発音の習得に役立ちました。

◆小学校入学前

年長冬。私の仕事が忙しくなり、Kは某英語学童へ入学。週1~2お世話になっていました。

Kが通ったのはよくある街なかの英語学童。先生は英語を話し、子供達は日本語を話す環境。

けれども、英語や日本人以外のに「慣れる」ことや、プリント学習などで

「読み・書き」能力のUPに繋がったと思っています。

◆小学校

→1年生。〇CC週1回と英語学童週2回継続。10月英検5級合格。

→2年生。習い事関係は全て辞め、マレーシアのインターYear2の2学期に編入

コロナ禍、マレーシアへ行くことが出来なかったため、元々の日本の小学校から帰宅後、

通信教育のような形で、マレーシアのYear2授業課題動画(1時間程度)を家庭でこなす。

1月英検4級合格。

→Year3。日本の小学2年生12月で通学をやめて、1月から、現地Year3生としてリモート授業スタート

会話力向上の為、オンライン英会話も別途、週5(25分/日)程度受講。

2021.7.7現在、リモート授業半年経過。授業を一人で受けるのは問題なく、英検3級の問題は難なく解ける。

 

会話面では、入学当初はYES! NO!しか口にしなかったKが、現在は積極的に発言をするようになり、

授業は私が傍にいるのを嫌がり、1人で授業を受けています。

  

学習面(成績)

さて、息子たちの通う学校では、Key Stage2 (Year3~Year6)から、各Term数回のテストが行われています。

そして、これらの成績で翌年度の進級などが決まってくるようです。

 

息子たちのクラスメイトの年齢幅は若干あるようですが、

その子のレベルに合った学年で、きちんと学ぶことが出来るということは、

子供にとってはメリットがあるのではないかと思います。

 

各種テスト、そして学年末の成績評価の仕方はとっても分かりやすく、こんな感じでGRADEが決まっています。。

書くかどうかは少し迷ったのですが、参考資料になればと思い記録します。

 

前提として・・・

我が家の子供たちが通う学校は、比較的のんびりな、マレーシアのインターナショナルスクールです。

◆Term1:2回目のテスト結果

英語:10点(U)算数:60点(C)理科:73点(B)GP:88点(A)中国語:100点(A*)

ま、まさかの、英語・・・U!落第レベル😨

本人もショックを受けていましたが、私がかなり焦りました。

 

メインストリーム入学(ESL(英語サポート)なし)がそもそも間違っていたのでは?

学年落ち?と母は一人もがきましたが、冷静に、担任の先生に相談をし、

出来る策を講じました(というか、講じています。こちらはまた別記事で)

 

そして前回、直近の成績がこちら。

◆Term2:1回目のテスト結果

英語:50点(D)算数:88点(A)、理科:56点(D)GP:87点(A)中国語:100点(A*)

上がったり下がったり・・・

でも、英語の点数が伸びてくれたのに、ちょっとほっとしました。

 

Kは、リモート授業が始まってまだ半年。

だから、点数うんぬんではなく、テストをしっかり受けきった事に「よく頑張った!」と、

家族で、テストお疲れ様会をしました。

 

日本人留学生の先輩保護者の方々に聞くと、やはり

「英語」「理科」で苦戦している子が多く、逆に

「算数」「中国語」は得意な子が多いという印象。

 

我が家もまさにその通り、今後、英語と理科に課題があるなと感じています

 

学習面(授業)

過去に記事にしていますが、次男の場合は

Key Stage 1:Year 1・2(5歳から7歳までの子供たち)への入学。

長男とは学習の進め方が違い、Year2当時は、基本的に「Class Dojo」というアプリ内に、動画・課題が毎日アップされ、

1日の中で計画を立て、オンデマンド*で学習をするというスタイルでした。

*動画などを好きなタイミングで身に行く事が出来るスタイルのこと

MusicやArtも含めて時間割が決まっているのですが、1日3~4コマ程度。(動画は全部で1時間も無い)

授業動画をアップして下さっている先生もいれば、説明とプリントだけアップしている先生も。。

 

編入後の9か月間、

日中はもともと在籍していた地元小、

帰宅後は、マレーシアの学習・課題をこなす日々となりました。

 

そして、2020年12月。

無事に年度が終わり、年明けからYear3へと進級します。

 

Year3の2学期、学校でどんなことを学習しているかを参考までに。

 

English(英語)

週に1冊課題本を読み、以下の様なシートで内容を細かく確認していく(抜き取る)

他、絵を見てお話を作ったり(Writing)、固有名詞・形容詞などの品詞、時制(Tense)などを学んだり(Grammar)

なるべくたくさんの本読み(Reading)と、読解問題(Comprehention)をたくさん解いていく

スペルやグラマーのミスは、昨年よりもきめ細やかなご指導(指摘)をいただきます。

 

Math(算数)

イギリス式は、「広く・浅く」の学習を、学年が上がるにつれ、

段々「広く・深く」掘り下げていくスタイル(スパイラル学習)です。

参考までに、直近のテスト範囲は以下のとおり。

1. NUMBERS
* addition & subtraction
* multiplication & division
* round off to the nearest 10s & 100s
* compare & order
* doubling & halving
* add several small numbers
* count back & on
* partitioning (expanded form)
GEOMETRY
* right angles
* 2D & 3D names & properties
* symmetry
* position & direction
3. MEASUREMENTS
* metric units
* time interval
* calendar
* money
4. PROBLEM SOLVING
* addition & subtraction

兄の学年もそうですが、学習範囲がとても広いです。

 

Science(理科)

学習内容はとてもしっかりしています。

他教科同様テストもありますが、Term2では「STEMプロジェクト」と称した、

調べ学習→プレゼンまでが課題の一部にありました。

 

Kは初めてのスライド作りでしたが、感覚的に身に付けていけるのが子供の凄さ!

はじめてのSTEM*は “Do All Liquid Mix Water?”

*STEMとは、Science、Technology、Engineering、Mathematicsに注力して、IT・グローバル社会で国際競争力を持つた人材を生み出そうとする教育システムのこと。

実際に会ったことは無いお友達とのグループワークは、コミュニュケーション面で大変そうでしたが、

Scienceの実験(S)を、Google Slide(T)を使って、リモートで(E)、頑張って発表していました。

動画を撮ったので、そのうちYouTubeにUPしようと思います👍

 

GP (Global Perspectives)

GPは日本の生活科、社会科のような教科です。

同じカリュキュラムの他校の保護者の方と情報を交換したのですが、GPの学習内容は学校により異なっているようです

Kの場合は、1学期は主に「環境問題(ゴミや各種汚染問題など)」、

2学期に入り、「健康(体にいい食べ物や、衛星、健康。菌はどうやって体に侵入するか!)」について学習しています。

日本でも海外でも、先生との相性はとっても大切と痛感しています。

一瞬「おっ」というボリュームの内容でも、先生が好きだからこの教科が好き!

「だから頑張る!」という図式で、こつこつと頑張っているKです。

   

気持ちの面

私達家族が移住を決めた当時は、Kは6歳。

決まって遊ぶお友達もでき、学校生活を楽しみ始めた頃の事。

日中はもともとの学校に通い、帰宅後の自宅学習が増えただけだったので、Year2の終わり迄、

本人はマレーシアに行く事をとても嫌がっていました

そもそも疲れて帰宅したところで、更にマレーシアの学校の勉強なんてしたくない!と。

 

気持ちが切り替わったのはYear3、リモート授業が始まってから

2021年に入って間もなく、マレーシア国内のコロナ感染者が爆発的に増え、7月現在まで、

クラスメイトと一緒にリモート授業を受けている時間が多い為、自由にPCを使い、

お友達ともチャットでコミュニュケーションをとり、

いろんなことにチャレンジできる今の学習形態・環境がなかなか楽しい様です。

 

1年3か月が経ち、もう学校に通いたい~!と、ギブアップ気味の兄Uと正反対で、

「早くマレーシア行きたい!」

と、毎日プール三昧(イメージ?!)を夢見ている様子。

 

気持ちが落ちない様に、メンタル面でもサポートしつつ、

もうしばらくコツコツと、家庭での学習を「こどもと一緒に」頑張ろうと思います。