子供向けの物語を読んでいても頻出している”can be”ですが、日本では
『can = できる』
と一番に習う為か、なかなか他の意味を脳が受け入れてくれないように思います。
※「できる」以外に「~してもいいよ」など、canはもう少し多くの意味を持っています。→詳しくはMyスキ英語さんのこちらのページ✊
英語圏へ行くと、会話でも本でも、「できる」以上に、
「~するかもしれない」「~なこともある」「~の場合もある」
という、日本人が好む?!ちょっと曖昧な想いを表現するのに、このcanは大活躍しています。
・It can be done.(できるかもしれないよね)
・I wonder if it can be true.(それ本当なのかな)
・It can be helpful for your study.(それが君の勉強の役に立つ場合もあるよ)
・It can be possible.(それは可能かもしれない)
・Swimming here can be dangerous.(ここで泳ぐのは危険な場合もある)
などなど。
この、可能性を表す助動詞は、「その可能性の高さ」により使い分けたりもします。以下表を参考になさってくださいね。
ここでひとつ、注意しておきたいことが、
英語は、「英語=日本語」のイコールで訳すことが出来ないものがたくさんあるということ、つまり、単語のもつ「本質」を理解することがとても大切であるという事です。
「canには、能力、可能、依頼、許可、可能性の5つの意味がある!」
など意味ごとに分割して覚える方法もありますが、言葉の本質的な意味を知ると、以下の様に、イメージでまるごと理解できるので、記憶もしやすくなるように思います。
例えば、
can という単語の本質的な意味は「実現する可能性」であり、
・「動作」が実現する可能性=「できる」(能力、可能)
・「あなたそれ実現できる?」(依頼)
・「あなたそれ実現できるよ!」(許可)
・「状況」が実現する可能性=「場合によりできる(ありえる)」(可能性)
と、イメージでまとめて理解することが容易になります。
英語はイメージ。
多くの英語話者はそう言います。
既にご存じの身近な単語も、改めて掘り下げてみると、なかなか面白いです^^