編入1日目:リモートラーニング ~衝撃の初日~

2020年4月27日。

この日は2人の子供たちのインター校編入後、初の登校日!

に、なるはずでした。。

 

当初の予定では、3月末でこちらの家を引き払った後、

4月の上旬には、先に母子のみでマレーシアへ渡り、

生活が少し落ち着いてからパパが仕事を辞め、現地合流…という計画でした。

 

けれども、想定外の問題発生。

  

covid-19(コロナ)で、マレーシアは事実上のロックダウン(都市封鎖)。

そしてそれが理由で、私と子供たち2人は、しばらくの間、行き先を失うことになったのです。

 

パパの仮住まいにと借りていたワンルームに身を寄せるも、

全ての荷物+家族4人。

6畳一間の空間では、狭くて家族皆で住むことなんて出来ない!(契約上も恐らく×です)

  

そんなこんなで、私と子供たち3人は、

パパのワンルームとは別に、すぐに出発できるようにと、

パパの家から徒歩5分の場所に、マンスリーマンションをもうひとつ借りることにしました。

 

子供たちの新しい学校・授業はというと、

兄Uは、高学年(Key stage2)ということでリモートラーニングを受けることになり、

弟Kは、低学年(Key stage1)なので、”ClassDojo(アプリ)” で毎日送られてくる動画・課題をチェック。

兄弟でもちょっと違った学習の仕方で、新しい学校の学習をスタートさせることとなったのです。

   

さて。

兄U、リモート授業の初日。

まだ一度も会ったことが無い、初めてのクラスメイトの中に、

2学期編入、しかもリモートでこんにちはという、なかなか厳しい状況。

そう言えば、担任の先生とも事前にやり取りしていない!

 

いつもはのんびりマイペースなUも、やや緊張している様子が伺えます。

   

Google meet にログイン。

Uの名前(知らない名前)に気づいたお友達が、

「きみは誰?」と、いろいろと質問をしてくる。

 

早くログインしすぎてしまったので、質問が矢継ぎ早。

先生もログインしていないし、英語にも、タイピングにも慣れていない!

やたらと時間がかかり、質問に答えきれない。。。

  

本人、表情が更に硬くなる。。

  

英語での会話もまだスムーズに行かず、音声にせよ、チャットにせよ、

リアルタイムで返答ができない、緊急事態。

 

段々と青ざめていく息子の様子に、

初回がこれか!

と、内心冷や冷やしながら、リモート参加初日を、母は隣で見守っていました。

 

1時間目の英語補修クラスの授業後。ちょっぴり元気がなく、萎れているUの姿が目に映りました。

 

マンスリーマンションはポケットWi-Fiしかなく、

CATVが入っているパパのワンルームで授業を受けるも、

テーブルも無く、床でメモを取りながらのリモート参戦。

 

なんとも落ち着かない状況下「初めまして」がオンラインで、うまくコミュニュケーションが取れず、

自信を失くしているであろう息子の姿は、

母は切なく、とても、もどかしかった。。

 

お昼を挟み本日3コマ目、算数。

こちらはメインストリーム(正科)クラスになるので、また新しいお友達と、オンラインで初めまして。

お友達とのコミュニュケーションに、母もチャットのヘルプに入りました。

  

算数はUの最も得意な教科で、式は世界共通。

授業も先生の板書をよく見ていれば、内容は想像がつくので・・・Uの口から

「できたよ!」「分かる!」「解けた!」

と。

 

…良かったぁ。。。

 

初日の授業が終わり、今日一日に点数をつけるとしたら?と、Uに質問をしました。

  

「50点」とのこと。

  

微妙な点数だけれど、「まだよく分からない。」というのが本音かな?

みんなと、もっとコミュニュケーションが取れるようになって、

この流れにしっかり乗ることが出来たら、もっともっと楽しくなるかな?

  

しっかりサポートしようと、母は母で、決意を固める日となりました。