ケンブリッジ式カリキュラムYear1の理科(Science)では、身近な遊びや観察を通じて「力」「音」「植物」「人体」などの基本的な概念を体験的に学びます。
この記事では、6つの主要単元を簡単に紹介し、各記事へのリンクと学びのポイントをまとめました。
1. Pushes and Pulls(押す・引くの力)
遊びや日常の中で力の使い方を学び、「押す・引く」の違いを体感的に理解します。
2. Growing Plants(植物の成長)
植物が育つために必要なものを調べ、観察を通して生命の成長を実感します。
3. Hearing Sounds(耳と音のふしぎ)
音の発生や伝わり方を体験しながら、耳の役割についても学びます。
4. Materials in My World(身の回りの材料)
日常にある物質の特徴(硬い・柔らかい・透けるなど)に着目し、科学的思考の基礎を育てます。
5. Ourselves(私たちのからだ)
人の体のしくみや五感について学び、自分の体に興味を持つきっかけになります。
6. Being Alive(生きているってなに?)
生きているものとそうでないものの違いを観察から学びます。
家庭でできるサポートのヒント
学校の授業だけで完結するのではなく、日常の中で学びの芽を育てることを大切にしたいと思っています。それが、インターナショナルスクールに通う、特に低学年の子どもをサポートするうえで、親にできる大切な役割だと思っています。
たとえば、Year1の理科で「Pushes and Pulls(押す・引く)」を学んだ後…
一緒に買い物に出かけ、スーパーのドアを開けながら、
「今のはPush(押す)?それともPull(引く)?」
と声をかけてみる。
そんな一言が、授業内容を自分のこととして体に落とし込むきっかけになります。
「Growing Plants(植物の成長)」の単元では、
花壇をのぞきながら、
「こっちは陽が当たってるけど、あっちは日陰だね。どっちが早く育つと思う?」
と問いかけてみるだけで、観察力や科学的思考力が自然と身についていきます。
また、食事中にふと、
「このお味噌汁に入ってる豆腐って、どんな素材(material)かな?」
そんな会話も、「Materials in My World(まわりの材料)」の単元とつながっていきます。
難しいことを教える必要はまったくなく、
けれども、理科 / Scienceが私たちの生活につながっていることをこどもに感じさせることは、家庭でしかできない、最高のサポートだと思っています。
次につながる学びへ
Year1の理科で学んだ内容は、実はこの先の学年の基礎になっています。
たとえば、「Being Alive(生きているってどういうこと?)」という単元で育まれた「観察する視点」や「違いに気づく力」は、Year2以降の「Energy(エネルギー)」「Life Processes(生命のしくみ)」へと続いていきます。
「今やっている内容が、将来どう役立つのか」
それを知ることは、子どもにとって大きなモチベーションになります。
親としても、次にどんな単元が控えているのかを知っておくと、
「どう声をかけたらいいか」「何をサポートすればいいか」が、ぐっと分かりやすくなると思うのです。
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