【Science】Living things 「生き物たちの世界」– 生命のふしぎを探ろう – Year3

Cambridge Primary Science 動物・植物の成長プロセス Year1 Year3

身の回りの物や本写真を見て、「これは生きているもの?」「生きていないもの?」と子供たちと一緒に考えました。

そもそも、「生きている」とは、どういうことなのでしょうか?

 

1. Living and Non-Living(生きているものと生きていないもの)

学校の授業では、フラフープを2つ並べ、

This is living(これは生きている)

That is non-living(あっちは生きていない)

と様々なカードに書かれた「もの」や「生き物」などを分類していました。

 

Key Characteristics of Living Things(生きているものの主な特徴)

「生きているって何?」の答えになるポイントです。

先生が教えてくれたのは、こちら↓のMRS GREN!(7つのライフプロセスの頭文字です。)

7 Life Processes(生き物が生きるために必要な7つの大切な働き)

M – Movement ( can move )
生き物は動きます。たとえば、動物は歩いたり走ったりします。植物もゆっくりと成長し、光の方向に向かって葉を広げます。

R – Respiration ( breathe )
生き物は呼吸をして、食べ物からエネルギーを得ます。食べ物からエネルギーを取り出すためのプロセスです。

S – Sensitivity ( have senses )

生き物は周りの変化を感じ取ります。たとえば、私たちは暑いと感じたら涼しい場所に移動します。植物も光の方向に向かって成長します。

G – Growth ( grow )
生き物は成長します。小さな赤ちゃんが大人になるように、植物も種から大きな木に育ちます。

R – Reproduction ( produce young )
生き物は子どもを作ります。動物は赤ちゃんを産み、植物は種を作って新しい植物を育てます。

E – Excretion ( remove waste product )
生き物は体の中でいらなくなったものを外に出します。たとえば、人間は汗や尿として体の中の不要なものを出します。

N – Nutrition ( need water and food )
生き物は食べ物や水を取り入れて、成長し、エネルギーを得ます。動物は食べ物を食べ、植物は根から水や栄養を吸収します。

テストにも出るところなので、『言葉』と『説明』はセットでしっかりと覚えました。

Living things can move!
Living things breathe!
Living things have senses!
Living things grow!
Living things produce young!
Living things remove waste product!
Living things need water and food!

このくらい短く説明すると、英語でも覚えやすいですね!

 

このMrs Grenはセカンダリーになると、これらのdefinitionを書きなさい、という問題もテストに出てきます。ですので、Mrs Grenはここでしっかり覚えてしまいましょう。

 

What are living and non-living things?

これに対する答えは、学校では

All living things need air to breath, need water and food, can move, have senses, can produce young, grow and produce waste products.
すべての生き物は、呼吸をするための空気、水、食べ物が必要です。また、動くことができ、感覚を持ち、子どもを作り、成長し、不要なものを体外に出します。)

出典:Cambridge Primary Science Learner’s Book 初版 Year3

学校の授業では、

7 Life Processesが見られるからLiving things
7 Life Processesのすべてが見られないからNon-Living things

という答えを子供たちから引き出し、7 Life Processesを強く意識させる分類の仕方で指導されていました。

 

これらを理解した上で、

動画を見ながら、どのグループが「より多くのLiving thingsとNon-living thingsを見つけられるか」というアクティビティを行いました。

I Like To Move It (Original Video) Madagascar HD

映像が楽しくて、我が家の息子くんは、肝心のLiving things, Non-living things を書き出すのをすっかり忘れていたようです😅

  

2. Growth and Nutrition(成長と栄養

生き物はどのように成長し、栄養を得ているのでしょうか。

前回の宿題が、「次回、自分が赤ちゃんだった頃の写真を持ってくる」でした。

授業の中では、その赤ちゃんの頃の自分と今の自分を比べ、その違いを皆で話し合うことをしました。

 

Growth(成長)

“How different are you?”

“How much have you changed?”

年齢、身長、体重、歯の数など・・・

ここで自分たちの成長について改めて考え、7 Life Prosessの中の「Growth(成長)」にフォーカスして話し合いをしました。

All living things have young / offspring.(​すべての生き物は子ども(子孫)を持ちます)

The young grow into an adult.(その子どもたちは成長して大人になります)

An adult is fully grown.(大人とは、完全に成長した状態のことを指します。)

 

命は循環しています。

The Life Cycles of Plants and Animals

 

余談ですが、英語では動物の赤ちゃんを、特有の呼び名で表現します。

例)猫(cat)→kitten、犬(dog)→puppy、うさぎ(rabbit)→bunnyなどなど…

Year1で学習した内容ですが、今回の学習につながりがあるので改めて復習をしていました。

 

Nutrition(栄養)

私たちが日々食事をすること。

猫や犬、金魚など育てるためにも食べ物=栄養が必要だね!と確認しました。

Animal food comes from plants and other animals.

Some animals feed their young.

ここまでは、次男もすんなり理解していましたが

 

Plants make their own food.
(植物は、自分で食べ物を作ります。)


こちらに一瞬戸惑っていました。

 

「お花は水と太陽の光があれば育つんじゃないの?」

 

良い質問ですね!

 

その疑問を、ここで学習しました。

Plants use the light from the Sun and carbon dioxide from the air to make sugars.​(植物は太陽の光と空気中の二酸化炭素を使って糖を作ります)

They make sugar in the green parts of the plant and release oxygen as a waste product.(植物の緑色の部分で糖を作り、不要なものとして酸素を放出します。)

出典:Cambridge Primary Science Learner’s Book 初版 Year3

 

このセクションでのポイントは「植物が糖を作ること」

植物は、「自分自身の食べ物=糖」を自分で作っているのです。

 

ちなみに、その過程がPhotosynthesis(光合成)です。

この言葉自体はYear3のテストで問われませんでしたが、授業で先生が繰り返し教えていたのが、そのプロセスの方。

Photosynthesis is a process by which plants make their own food using sunlight.
(光合成は、​植物が太陽光を利用して自身の栄養を作るプロセスのこと)

 

ちなみに植物が自分自身でfoodを作り出すことは、先生方

“Plants make sugar.”

と表現しています。Sugar→Glucoseと学習するのはセカンダリーになってからでした。

この図に出てきている、photosynthesis(光合成)やglucose(グルコース/ブドウ糖) chlorophyll(クロロフィル)carbon dioxide(二酸化炭素)などの単語も、Year3で覚えることは求められませんでしたが、

日常会話の中でこれらの名称に触れておくと、セカンダリー以降の学習はとても楽になると思います。

 

それにしても、動物も植物も7 Life Processesを持っているという共通点は、私たち動物と植物を身近に感じるきっかけになりますね!

3. Movement and Reproduction(動くことと繁殖)

 

Movement(動くこと)

All living thing move!

私たち人間を含めた動物は動くのは想像がつくところです。

では、植物はどうでしょう?

Plants turn to face the light!(​植物は光の方向に向きを変えます)

Roots grow downwards in the soil towards the water.(根は土の中で下に成長し、水に向かって伸びます)

 

植物は太陽の光に向かって育ち、また、根は体を安定させるため、また水を吸収するために、下へ下へと根を伸ばします

また、植物の種も、風や水で運ばれたり、はじけたり、動物にくっついたり、その知恵を絞って、遠くへ、遠くへ自分の子孫を運ぶ方法(移動手段)を身に付けているのです。

 

reproduction(繁殖)

詳しくはYear4の内容になりますが、卵を産む動物、子供を産む動物などの分類もざっくりしました。

Lay eggs(卵を産む)

Give birth to young / offspring(子供(子孫)を産む)

どの生き物がどんな場所で生きているのか?動物たちの生息地(habitant)やShelter(Nest、Burrow、Den)などについても学習しました。

植物のreproductionについてはYear5で詳しく学習しますが、植物が繁殖する為には「花」がとても重要なこと、そして種を出来るだけ遠くに運び(飛ばし)、その領域を広げていく事もここで触れました。

All animals and plants move and living things reproduce.(​すべての動物と植物は動き、生き物は繁殖します。)

 

4. Sorting Humans/Living things(人間や生き物の分類)

動植物のカードを見ながら、様々なキーで動植物の分類をしました。

Animals with feathers

Animals with fur

Animals with scales…

 

そして、人間も!

髪の色、肌の色、目の色・・・

日本人的感覚の母は、人の外見を区別(差別)することなく受容することが望ましい…という常識の下で育っていたため、肌の色や外見ってあまり触れてはいけないものなのでは?と、少しどきどきしながら授業を聞いていました。

インターナショナルスクールは多国籍な子が集まっていることが前提、ある意味当たり前のことなので、子供たちの会話には

 

“〇〇, what’s your skin colour?”

などが普通に飛び交っていました。

 

目の色、髪の色、指紋の形(loop, arch and whorl)背の高さなどなど・・・

このようなデータをまとめるために、Tally chartを活用していました。

 

まとめ

Living things と Non-living thingsの特徴や分類を理解することは、生き物の多様性を知るために役立ちます。

身体を使った活動に取り組むことで、理解がより深まり、小学3年生の好奇心を育むことができるのではないかと思います。

 

 

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