【英語】読解・長文読解のテクニック① (Skimming and Scanning)- Reading – Year5

長文読解にあたり、まず始めに抑えておきたいポイントは大きく2つ。

 

1つは、低学年で徹底して練習する “main idea” の見つけ方。

そして、2つ目が、“skimming & scanning” の技術になります。

 

必要な個所からお読みください^^

 

長文読解のテクニック

 

“main idea” の見つけ方

まず、低学年では簡単なarticle(記事)を読み、

What’s the main idea?

に答えるという練習をたくさんします。

 

ところで、”main idea”、これって一体何のことでしょう?

The main idea is the central point or thought the author wants to communicate to readers. The main idea answers the question, “What does the author want me to know about the topic?” or “What is the author teaching me?” Often the author states the main idea in a single sentence.

引用:Reading Center

つまり、話の中心であり、著者が一番伝えたいこと(主旨、本旨、要点、重要なポイント)になります。

 

main ideaは、topic sentenceと混同されやすいのですが、topic sentenceが一文であるのに対して、main ideaは、必ずしも一つの文章だけで説明されているとは限らない点が異なります。

ちなみに、topic sentenceは、「その段落の主張を一文にまとめたもの」になります。

パラグラフとは段落のようなものですが、イコールではありません。(後ほど解説します)

 

main ideaの解説で、息子たちが理解しやすかった動画が以下2つ。

こちらは次男K (Year2)に、

Main Idea | Award Winning Main Idea and Supporting Details Teaching Video | What is Main Idea?

    

こちらは、長男U (Year5) の理解に役立ちました。

Main Idea | Summarising | Reading Strategies

     

さて、タイトルや見出しは、main ideaを見つける大きな手掛かりになります。

英文のパラグラフ(段落)には作成上のルールがあるので、最初や最後の一文に著者の想いが含まれているという事は、長文を読む上で知っておくと良いポイントになります。

また、タイトルや見出し、トピックセンテンス(その段落の主張を一文にまとめたもの)が無い記事であっても、テキストを注意深く読むと、著者の考えが繰り返し書き表されていることがあります。

こういった技術を知識として蓄えておくだけでも、随分と長文読解が楽になると思います。

    

日本でも、国語の長文読解にコツがあるのと同様ですね。

余談ですが、子供達の国語(日本語)長文読解のポイントとして、こちらの個別指導塾スクール塾長さんの記事を参考にさせていただきました。

    

長文読解で抑えておきたい、

「文学的文章」

「説明的文章」

を、それぞれ細部まで丁寧に教えて下さっています。

    

   

話を英語の長文読解に戻します。

    

繰り返しますが、

    

低学年でも、学校で

What’s the main idea?

と聞かれますので

It’s something that the author wants me to know.

と答えられるよう、main ideaが何かしっかり抑え、以下の4つのテクニックを使って、長文を読む癖を付けます。

     

Use titles and headings(タイトルや見出しを使う)

Use topic sentences(パラグラフの最初の一文を使う)

Use concluding sentences(パラグラフの最後の一文を使う)

Look for repeated ideas(繰り返される主張を探す)

引用:上記YouTube (Main Idea | Summarising | Reading Strategies) より

この “main idea” の見つけ方を知っているだけでも、読むスピードを格段に上げることが出来ると思います。

    

“skimming & scanning” の技術

skimming(スキミング)も、scanning(スキャニング)も、『大量の文章を早く、正確に読む』技術になります。

    

両者の違いはこちら。

Skimming文章の全体像をつかむための「ざっと読む」方法です。文章全体のどこに何がかいてあるのかを読み取ります。

Scanning自分の欲しい情報を見つけるために文章に「ざっと目を通す」ことです。情報が文章のどこにあるのかを探します。

引用:留学voice

英語でも、学年が上がるほどこの技術を身に付けることは非常に重要で、これにより文章題の解答時間を大幅に短縮することが出来ます。

ちなみに息子たちの学校では、Year3の授業で初めて “Scanning” を学習しました。

    

両者の違いはこちらのサイトを読ませていただきました。

    

この技術を身に付けると

You don’t always need to read everything!

そう、文章を全部読まなくても良いので、長文読解のスピードアップが期待できます。

   

英検や国語の長文読解で、既に同様のテクニックを身に付けている方も多いかもしれませんね^^

   

この技術は、基本的には日本語での長文読解と同じですが、英語特有のコツもあります。

必ず知っておきたいことが

「1パラグラフに1主張」の法則です。

英語のパラグラフとは、明確な主張文(トピックセンテンス)があり、そしてその主張をサポートする理由(ボディ)、最後に結論の3つがセットになった文章を指したものです。「パラグラフ」には必ず1つの主張を盛り込むことが鉄則。主張がゼロであったり、2つ以上あることは、基本的に認められません。

引用:All About「1パラグラフに1主張」の鉄則! スッキリ英文の書き方

英語ならではのルールを理解した上で、

skimmingとscanningの特徴と、両技術の『実践法』を見てみましょう。

Skimming and Scanning

      

どこに目を通すかが分かりやすく解説されているので、

『読解の時間を短縮しながら、文章の全体理解をする』

ことが、イメージしやすくなることと思います。

    

まとめ

文章に慣れる為には、たくさんの本を読むことは欠かせませんが、

本を愉しむことと、長文読解問題を解くことは、全くの別もの。

作戦を立てて、効率よく問題を読み解く為に、「1パラグラフ1主張」など、英文ならではのパラグラフ構造を理解しておくことはとても大切だと思います。 

更に詳しい、『パラグラフの構造・スタイル』は、こちらリンクを参照

    

また、こちら、更に細かく技術を磨きたい際に参考になると思った記事です。

参考までに、リンク貼らせていただきます。