【英語】作文・文の組み立て方 基礎・実践 – Writing(Mapping a Story) – Year2

Year2のKは、夏休みに入る前に “Mapping a story” つまり、お話づくりの下準備をしていたので、9日間の夏休み期間中は作文力を磨くトレーニングをしていました。

   

Mapping a story(ストーリー・マップ)

ここでは、どうやって文を作り、どうやってある程度まとまりのある「文」に仕上げていくのか。

低学年の子の練習方法、基本の形を見ていきます。

  

作文の最も基本的な型

高学年の子には文法的なお話が通じるので教えやすいのですが、今、目の前にいるの、7歳の少年。そもそも作文になんて、ま~ったく興味の無い男の子です。

さあ、どうやって

「英語でお話を書けるようにしてあげられるのか。」

目の前の課題をクリアにしていきます。

  

なるべく簡単で楽しくなくちゃ!という事で、段階的にYear1レベルで学習する「基本の文の型」からスタートしました。

  

When(いつ), subject(主語) + action word(動作)+ where(場所).

例)This morning, K played with his toy cars in his room.
  In the afternoon, Yui read the book at the library.

※低学年では、subject(主語)はもっと簡単に、naming word(人や物などの名前)と言ったりもします。

  

when(いつ)はお尻につけることももちろん出来ますが、イギリス式でも、アメリカ式のテキストでも、低学年ではwhenを前に付けるこの形もよく見かけます。

Kの先生も授業でこう教えて下さっているので、我が家も最初はこの形で練習をしました。

  

さて。早速Writing・実践に入っていきます!

  

いきなり白紙の紙に書いてみようというと、とってもテンションが下がると思うので、なるべく簡単に作文できるよう、ひな型と単語カード的なものを使いました。

例文はネットを探しても良いですし(上のカードはネットから拝借)、辞書や書籍などの例文を見て、お母さんが when, subject, action, whereと分割してカードを作ってあげてもいいと思います。

ポイントは、なるべく「おもしろい文」が作れる材料を集めること。

 

例)At midnight, U danced in the toilet.(深夜、Uはトイレで踊った)

 

我が家の場合はへんてこな文である程食いついてくれたので、名前はあえて身近な人の名前にしました。文が出来たときに盛り上がりますし、この「文作り」だけでも結構遊べます。

パートごとに色分けしてあげると分かりやすいですね^^

3単現などは複雑になるので最初は避けて、全て「過去形の文」が作れる材料が簡単かと思います。

 

文の「はじめ」「中」「おわり」

兄が低学年の頃、国語の授業内作文で、この「はじめ」「中」「終わり」を意識して文を書くように練習をしていたのを思い出しました。

英語圏でもこの辺は同じです。

つまり、Mapping a storyの一番のポイントは、物語(作文)に時間の流れを吹き込んであげる事。

「はじめ」「中」「おわり」

英語では

First(まず始めに), Next(次に), Last(最後に)

または

Beginning, Middle, End など^^

こちらの写真は、ランダムに作った文を、無理やり時系列に並べているので、例としてはあまり良くないのですが、

日本語の作文と同じ。

「まず始めにこんなことがあって、真ん中でこんなことがあったから、最後こうなったんだよ。」

本人が、こう説明できるようになれば、もうそれは立派なStory mappingになっていますね^^

 

出来たお話を、書いてみる

いきなり文章を書き始めるのが難しい場合は、上の様にMappingをしっかりしてから書き始めるようにします。

我が家の次男くんにも

「せっかく上手に出来たから、ノートに書いてパパに見せちゃおうか!」

などなど、便箋でお手紙形式でも良いですし、とにかく書くことを促しました。

    

そして、書けたら褒めまくる!スペリングミスなど細かいことは気にせず、間違ってても、とにかく褒めまくります。

こういった作業を繰り返すうちに、「書くこと」にも徐々に慣れてきました。

こちらの写真も、先程のランダムで作った文を時系列に並べているだけなので、ストーリーとしては未完成です。

   

時系列、そして、ストーリーには流れがあることを視覚的に理解してもらうために、先程の文を、絵心無い母が、漫画化してみました。

作ったお話を客観的に振り返ることで、

「主語を揃えないと、読み手が分かりにくい。」

ことを学べる良い機会になったと思います。

(ちなみに「誰の目線で書かれているのか(Point of view)」はYear3の学習から入ってきました。)

 

こうした作業を何度も繰り返して、お話づくりも徐々に進化してきてくれているように思います。

 

まとめ

Mappingは、頭の中でイメージしているストーリを分かりやすく整理し、書き起こしていく為に非常に役立つと思います。

そして、整理の仕方を学習したら、あとはどんどん文を書く練習をすること。

細かいことは気にせず、できるだけたくさん、文字を書く機会があると良いなと思います。

変化の過程はまた、記事にしたいと思います。