マレーシア母子移住を決めたきっかけや、公立小学校からのインター編入。英語が話せなかった子供たちの家庭学習や5年間の成長記録。「グローバル教育や海外移住を考えている方へ」ブログがお役に立てたら嬉しいです。Sachi

【理科 / Science】環境とくらし – Going Outside – Year2|天気・住む場所・自然との関わりを学ぼう

自然の中で暮らす私たちは、日々、環境(environment)や天気(weather)と向き合いながら生活しています。
この単元、Going Outsideでは、さまざまな住む場所(places to live)や、極端な天気=異常気象(extreme weather)自然環境を守るための行動について学びます。

Environments can be different or similar.
環境は、それぞれ異なっていたり、似ていたりします。

家庭でもできる観察活動や英語の表現を交えて、学びを深めていく単元です。

  

Different places to live(住む場所のちがい)

What do animals and plants need to live?(動物や植物は生きるために何が必要?)で始まるこの単元。
住んでいる場所によって、生き物の特徴はさまざまに変わります。

  • dry place(乾燥地):サボテン、ラクダ、乾いた空気
  • wet place(湿った地域):カエル、シダ植物、雨の多い気候

場所・条件よってそこで暮らせる生き物に違いがあることなど、広い意味での「環境」について学びました。 

🟨 Activity:Which animals might live in the dry place/wet place?

教室内では、乾いた場所・湿った場所のイラストに動植物を分類するアクティビティをしたり、外に出て、日陰や陽向、条件の異なる場所にどんな生き物が生息しているかを観察したり…

こちらはイングランドの公立小学校Year2のクラスワークの様子。とっても素敵!!

 

埋め込みが出来なかったのですが、reading a-z の Leveled book “Where Animals Live
このシリーズは、息子たちの学校の英語の副教材で使われていました。
リンクを貼っていますので、ぜひ読み聞かせにご活用ください。
🔗Where Animals Live

 

Different plants and animals live in different environments.
環境が異なれば、そこに生きる植物や動物も異なります。

 

こちらは、ケンブリッジ式 Year2 のGoing Outside単元動画。
息子たちがコロナ禍に受けていた授業の雰囲気にとても近いなと思います。

Different Places to Live – Science Cambridge – Grade 2

 

Can we care for our environment?(自然環境を守るためにできること)

授業では、環境問題が起きている場所の写真や動画を子供たちに共有し、「ごみや汚水は野生の生き物にどんな影響を与えるか?」「どうしたら野生の生き物を守ることが出来るのか?」グループで意見を出し合いました。

Year2の子供たちはどんなアイディアを持っているのでしょう…?

🟥 Discussion:What could we do to solve the problems in these environments?

たとえば…

  • pick up litter(ごみ拾い)
  • avoid sewage problems(水を汚さない)
  • stop deforestation(森林伐採を減らす)

実際に、わたしたちにできる「エコ活動」はたくさんあります。

How to Take Care of the Environment – Save Environment (Learning Videos For Kids)

 

You can look after your environment in different ways.
環境を守る方法は、いろいろあります。

授業の中でも子どもたちは一生懸命に考え、お友達の意見をしっかり聞き、それぞれの思いを言葉にしていました。

 

Our weather(天気について)

天気、温度、風、日射量などはは日々変わります。
実際にそれらの影響を受け、私たちは日々何を着るか、なにをするかを考え決定しています。

授業の中で先生は、異なる服を着た人々の写真を見せ、「どうしてこの子はこの服を着ているのだろう?」「どうして長靴を履いているのだろう?」など、「なぜ」という言葉の投げかけで、子供たちの意見を上手に引き出していました。

 

The Weather Quiz for Kids | Are You Weather-Wise? Can You Dress for the Weather?

 

四季がある日本では、低学年でも身近な現象として「四季」や「お天気用語」に触れることが出来ますが、常夏のマレーシアでは “Hail” や “Snow” も!見たこともない遠い存在の気象現象だったりします。
それもまた、学びですね!

Weather Words

英語(English)日本語
sunny晴れ
cloudyくもり
rainy
snow
windy風が強い
storm
hailひょう
cold寒い
warmあたたかい
frosty霜がおりた
temperature気温
weather天気

授業の中では「いろんな天気の絵を描こう!」という課題が出ていましたが、単元の最後には、天気を記録したWeather record(天気記録表)や日々の天気を比べながら、バーグラフ(bar graph)や表(table)を使って観察した記録を元に、質問に答えるワークもやっていました。

低学年で使うグラフやテーブルの種類はいろいろあります💡

詳しくは、【算数 / Math】の単元で解説します。

 

Extreme weather(異常気象

天気の中には、私たちの暮らしに大きな影響を与える「極端な天気=異常気象(extreme weather)」もあります。

  • storm(嵐)
  • flood(洪水)
  • heatwave(猛暑)
  • blizzard(吹雪)
  • thunderstorm(雷雨)

これらはふだんの天気とは異なり、safety(安全)にも関係するため、注意深く観察する必要があります。

🟨 Activity:Make a weekly weather forecast as a weather forecaster!

授業でも、気象予報士(weather forecasters)になりきって「今週の天気予報」をするアクティビティもしました。

 

こちらはKLにあるBrighton International School のGrade 2 roleplayed a weather forecastの様子。

Grade 2 roleplayed a weather forecast. Students were expected to convey the main weather report clearly and accurately. Students were able to name and identify different types of weather, explain what causes them, and also learn what symbols are used for weather conditions.#artclass #kitajagakita #SalamSayang #BrightonInternationalschool #preschool #primary #secondary #kualalumpur #setiawangsa #malaysia

Posted by Brighton International School on Tuesday, July 20, 2021

ご家庭が英語環境ではない場合は日本語でも、または、「ごっこ遊び」としてお友達と一緒にでも、役割を与えられる遊び(role-based play / role play)は、状況設定に合わせた語彙や表現を学べる機会でもあり、実社会での思考訓練(critical thinking & problem-solving) の基礎になるなど、子どもの社会性・感情・認知・言語の発達においてとても大きな効果があります。

 

There are different types of extreme weather.
異常気象にも、いろいろな種類があります。

 

家庭でできる体験・アクティビティ

日常生活の中にも、environment(環境)やweather(天気)を学ぶヒントはたくさんあります。
家庭でできるこんなアクティビティはいかがでしょうか^^

🟨 Activity Ideas(家庭でできる学び+遊び)

  • 天気カレンダーを作って、1週間の天気を記録
  • リサイクル活動電気の節約チャレンジ
  • 「これはエコ?」ゲーム:買い物・移動・生活の中で「エコかどうか」を話し合う
  • “Which animal lives where?”クイズ:動植物カードを分類
    →時間を取ることが出来れば、「動植物」「環境」カードを子どもと一緒に作っても楽しいですね!

🟦 もっと深く学びたい方におすすめの絵本

①『Hello, World! Weather』(英語で天気を学べる幼児向け絵本)

②『National Geographic Kids: Weather』(少しレベルアップした内容)

National Geographicシリーズは、主に年中〜小学校高学年(YearR〜Year5)を対象としたノンフィクションで「自然科学・動物・地理」に親しみながら語彙力・読解力を伸ばす教育コンテンツです。

イラストや写真で視覚的に理解できる「絵本」は、観察活動との相性面で、また、親子のコミュニュケーションツールとしても、特に低学年のうちは大活躍すると思います。

 

まとめとチェックポイント

このユニット「環境とくらし(Going Outside)」では、自然環境の違いに気づき、その中で生きる動植物の多様性や、環境を守るために自分たちにできることについても考えました。

「ごみ」や「森林伐採」「川の汚染」などの写真を見ながら、「自分だったらどうする?」と意見を出し合ったディスカッションの時間は、小さな行動が環境を守る一歩になることを、子どもたちが実際に学べる時間になります。

最後に…
ご家庭での食卓での会話に、こんな「問いかけ」はいかがでしょうか。

  • What is an environment?(環境ってなんだろう?)
  • How can you help protect the environment?(環境を守るにはなにができるかな?)
  • Can you name three types of extreme weather?(異常気象を3つ言える?)

私たちが日々接する天気や自然環境は、子どもたちにとって最初の「科学」でもあり、「社会とのつながり」でもあります。今回の学習ユニットが、身の回りの環境に目を向け、自然とのかかわりを大切にする心を育てるきっかけになれば良いなと思います。

Key Vocabularies

英語(English)日本語(にほんご)
minibeasts小さな生き物
litterごみ(ポイ捨て)
sewage下水
Earth / the Earth地球(文脈でtheがつく)
extreme極端な
forecasters気象予報士
storm
research調査・研究
environment環境
weather天気

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