Year2の2学期の Math では、”Doubling and halving”、つまり、数字を倍にしたり、半分にしたりする練習が出てきました。
Doubling and halving(倍と半分)
まず始めに、これらの考え方の元になる「掛け算」について、少し触れていきます。
Multiplication(掛け算)
Doubleというと2倍、掛け算が頭に過ります。
掛け算に関して言えば、日本は2年生で九九を全部覚えてしまいますが、こちらはのんびり。Year2で、count by 3とcount by 4を ×12まで覚えていきますが、その学び方の違いが面白い!
左のかけられる数が1~12へと変化していくのですね!面白い!
ちなみに日本で九九と言えば、
左:「かけられる数」・右:「かける数」
つまり、5×3の場合、5が「かけられる数」で、3が「かける数」と学びました。
掛け算の答えは「積」でしたね。
けれどもこちらの学校のYear2では、かけられる数もかける数も関係なく(先程の例では5、3)、どちらも factor、答えを productと学んでいます。
※調べてみると、multiplicand(かけられる数)、multiplier(かける数)という言葉はありましたが、Year5の兄の授業でもこれらはあまり聞かないようです。
Doubling(倍)
Double(倍)については、 adding the same number(同じ数を足す)と習います。
なので始めに、
・1+1=
・2+2=
・3+3=…
の様に、数字を倍にする足し算から。そして、
・Double 42 = 84
・Double 23 = 46
という問題に入り、次に
・Double 27 = 54
・Double 36 = 72
など、繰り上がりのある数の「倍」の計算練習をします。
この繰り上がりの練習に partition(数を分ける)という考え方が入ってきます。
日本でもブロックを使って学びますね!それを使って、10の位、1の位に分けてから Double、つまり2倍にして計算していきます。
Halving(半分)
さて、次に Halving ( half=半分にすること)です。
一番最初に、身近にある様々な物を「半分にする」課題が出ました。
「半分にして」というと理解できるのに、1/2と分数表記にすると、ちょっと頭を傾げるK。
1/2 は half または one over twoと読みますが、後者の方だと、ん?と一瞬考えこみ、更に、2/2 = 1 ところで、「分からない~」と、まだ頭がついていかない様子。
仕方がないと、閉店前のスーパーに駆け込み諸々物色。
実際の物を使って、まずは日本語で
「2つに分けたうちの1つだよ~。」= 1/2
「2つに分けたけど、2つともあげちゃおう!あ、結局まるまる1つだね!」= 2/2 = 1
というところで納得。
特に大好物チョコレートやドーナツ辺りでは理解が早かった!(笑)
Doubling and halving まとめ
ここまで 1/2 = a half を書いてきましたが、同様に 1/4 = a quarter も学びました。
ここで half や quarter を学ぶことは後々、割り算や分数の計算の基礎になっていきます。
特にこの 1/2 や 1/4 という数字は Year5 でもよく出てきているので、Year2の時点で、数を分ける、という概念をしっかり理解しておけると良いと思います。