インターナショナルスクール受験 / 編入時の【面接対策】

こんにちは!

マレーシアの田舎町から、地方都市へ転校画策中の、2児の母、mamaです。

今回は、インターナショナルスクールの面接対策について我が家で行ったことを記録しています。

(転校を決めた理由はこちら

 

インターナショナルスクール受験 / 編入時の【面接対策】

9月のタームホリデーを利用し、1週間、転校先の町の見学に行きました。

せっかく行くのであれば学校見学と併せて、受験もして来ようと、

町見学、学校見学+受験、物件見学(結果的に契約まで!)をすべてこの1週間に詰め込みました。

 

今回息子たちが受験した学校は2校。

 

1校目は、問い合わせの段階からなんだか冷たい?(組織化されている)印象を持ちました。

ポジティブに言えば、良いものは良い、ダメなものはダメと言う学校。

日本の公立校の印象です。

 

2校目は、問い合わせの段階から、返信に「〇〇san」と、とてもフレンドリーな印象

こちらの予定にも柔軟に対応してくれて、現在子供たちが在籍している学校と似たアットホームな雰囲気を感じました。

これぞマレーシア、地方都市のインターという印象でした。

 

1校目についていうと、問い合わせの段階から学校との距離を感じていたので、

勝手に、=面接も厳しい???=対策が必要?と考え始めました。

  

そこでマレーシア国内のインター編入 / 転校に向けて、

マレーシア初心者だった3年前とはちょっと意気込みを変えて(?)

家庭でできる、面接対策を考えてみました。

  

①子ども自身に転校する意識を持たせる(転校する理由)

我が家の場合は、旦那さんの体調不良(社会人休業)、

そして歴史的な円安に向かう不安が日々膨らみ、

「将来に備えて今の支出を抑えたい」

という理由が親側の気持ちとしてありました。

(要は、お金に不安!!!!)

 

つまり、当初は、子どもたちが望んで転校を考え始めたわけではなかったのです。

けれども、

 

●長男:デバイスの使用ルールについて親子で2年近く葛藤してきていたこと

※デバイスを用いた授業、宿題、学校アカウントの為、親が制限をかけられない

●次男:Year5は、仲の良いお友達が全員別のクラスになり、学校がそこまで楽しくなくなってしまった

「え?転校?してもいいよ?」

という状況だったこと。

 

これは転校のタイミングかもしれないと考え、大きな決断ではあったけれど

 

長男には、

デバイスの無い学校(または管理をしっかりしてくれる学校)に行って、

日々の時間をもっと時間を有効に使おう、

 

次男には、新しい学校にいってに、新しいことを初めてみてもよくない?

 

と、子どもたちには少しずつ話を持ち掛けるようにし、

とんとんと外堀を埋めた結果、

気が付けば、子どもたち自身が転校する気になっていました😲

 

もちろん、転校を決めた理由はこんなに安易な気持ちだけではないのですが、

もう少し詳しいお話はまた別記事で😌 

  

②転校先の学校の情報を子供たちとしっかり共有する(どんな学校へ?)

とは言え、子どもたち自身が新しい学校のことを何も知らなければ、気持ちが入りません。

面接対策としても

「なんでこの学校に入りたいの?って聞かれたらどう答える?」

と子供たちに聞いてみると、口をそろえて

「学費が安いからでしょ?!」

と😨

 

いやいや・・・正直に答えられても・・・💦

 

なので、

まずは「転校先の学校がどんな学校なのか」

ホームページやYouTube、Facebookなど学校が公開している情報を一緒に見ながら

・いいなと感じたところ

・不安だなと感じたところ

これらを3人でああだのこうだのと、話し合いました。

 

仮に「いやだ」という部分があっても、「不安だ」という言葉に転換するよう意識しましたが・・・

子どもたちは唯一、

「トイレがきれいかどうか✨」

そこが不安なポイントだったようです。。😅

  

③なぜこの学校に入りたいのか(転校するメリット)

ご家庭によりいろいろな考えがあると思いますが、我が家の場合は経済面でも、

子どもたちにもある程度は話をし、いろいろ意識をしてもらうようにしています。

何事も、家族単位で一緒に考えられたら良いのではと思っています。

 

ですので、子どもたちの中でも、親の私たちとほぼ同じ温度で

「学費が抑えられる学校に転校する」

という認識はありました。

 

〇学費が抑えられる=その分、好きな習い事や、パパが頻繁に遊びに来るためにお金を使える!

〇授業でデバイスを使わない=紙ベースの宿題がほとんど=家でのデバイスをめぐる喧嘩が減る?!(期待)

〇新しい出会いがある!!=今いる場所にも、新しい場所にも友達が出来る!=そうして世界中に友達が出来る!

〇未知の経験が待っている!!=今いる場所にはない人や文化、場所が待っている!!

他にもたくさん、子供達と話をしました。

 

母的には、特に「未知の経験」という部分に関してはウエイトを置いて考えました

これはもちろん、日本の公立校を抜け出て、異国の地で勉強を頑張ってきた彼らが、

既にケンブリッジカリュキュラムの軌道に乗ることができたからこその

「経験重視」という考えに至ったのだと思います。

 

とにかく、いろいろな人から、たくさんの刺激を受けて育ってほしい!

その熱は、子供達にも伝わったようです。

 

④面接時に想定される質問をそれぞれ自分なりに考え、答える。

質問のサンプルは、ネット上でたくさん見つけることが出来ます。

※下に、いくつか「英語interview questions」のリンクを貼っておきますので参考になさってくださいね❗

 

インタビューのサンプルQuestionsに目を通していると

■Personal Questions(個人的な質問)
■Current-School Experience Questions(現在の学校についての質問)
■Academic and Extracurricular Questions(学業と課外活動に関する質問)

の他に、何かを

■Describe Questions(説明や表現を求められる質問)

が多いことに気が付きました。

 

これは例えば

・Describe yourself or tell me more about yourself.

(あなた自身のことを説明してみて、もっとあなたのことを教えてくれる?)

という感じです。

 

日本でお受験を経験したわけでもない平凡な我が家ですので、このあたりを掘り下げて、子供達と話をしました。

いろいろなサイトに目を通していると、これらに英語で回答する練習よりも

「自分自身を知る」

練習をした方が良いと感じました。

 

私と子供達も今回の「面接対策」をきっかけに、たくさんの話をしました。

 

⑤面接の実践練習をする

まずは、U & Kの「自分なりの考え」をヒアリングすることにしました。

掘り下げて突っ込む為にも、まずは私の優位な日本語で・・・

 

■Describe(詳しく聞かせて!)系

・自分自身の事を詳しく教えてくれない?

・家族について教えてくれる?

・自分の長所と短所を3つずつ話してくれる?どうしてそう思うの?

・今までやってきたこと(活動・その他)で自分が一番誇れることは何?そしてそれはなぜ?

・学校外では/空き時間にはいつも何をしているの?どうして?

・尊敬している人は誰?それは何で?(好きな先生、友達とその理由も)

・なんの教科が好き?それは何で?(嫌いな教科は?それは何で?) 

 

■What/How will you do/deal with~?(どう問題解決・処理する?)系

・先生や友達との間でトラブルが起きたら、どうやって解決する?実際にした?

→具体的なトラブルで質問される可能性あり

 ・目の前でクラスメイトにいじめられている子がいる。あなたはどうする?

 ・友達が宿題をやってくれないか?と聞いてきた。あなたはどうする?

・学校/家庭で何か問題が起きた時、どうやって乗り切る?

 

■学校に入りたい理由・自分自身の価値

・なんでこの学校に入りたいの?

・どうして学校は君たちを選ぶ必要があると思う?メリットは?

・この学校にどう貢献できる?(この学校でどんなことをして、周りにどんな良い影響を与えられる?)

・自分にはどんな価値があると思う?そしてそれはなぜ?

 

■最後に何か質問はある?

には、大人の世界でも、通常「No」は良くないされています。(No=興味がない)

なので、他に何か聞きたいことあるかな?

と、子供たちにいくつか質問を考えてもらいました。

 

考えがはっきり聞けた後は、

英語で・・・

Sample Questions

・If you had to choose just one word to describe yourself, what would you choose?
・Tell me, why do you want to study in the U.S.?
・Why do you want to study at our school?

・What is one thing you love and respect about your mother or father?

・What is your favorite subject to study in school?
・What do you do in your spare time?
・What ways would you like to get involved in our school?

・Do you have any interest in playing a sport or joining a club at our school?

・In ten years, where would you like to be living, and what would you like to be doing?

・When you study for a test, do you prefer to study by yourself or with a group of friends?

・Describe a disagreement you’ve had with a family member or friend. How did you resolve it?
・Describe your best friend. How is he or she similar to you? How is he or she different?

などなど。

 

英語版 interview questionsサイト

↓↓↓

   

まとめ

面接は、学校側が「その子に適した学校か」を判断するために行われます。

面接する側の立場で考えてみると

「定型文」「準備しすぎ」「子供にふさわしくない答え」「不自然な答え」

よりも、誠実で、その子の人柄が分かるような答えが好まれると思います

ですので、サンプルクエスチョンは参考までに目を通す程度にし、

家族でディスカッションを重ね、「自分をより深く知る機会」と捉える方が良いかもしれません。

 

さて・・・息子たちの面接の結果は・・・

 

2校とも合格でした😊(2024.10.5追記)