編入84日目:リモートラーニング ~子供たちの変化~

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「スペル間違えてるよ。」

数日前のUの寝言。ん???と思って書き留めていたので、そういえばと本人に聞いてみた。

「英語の夢、見たことある?」

  

今の生活が始まり3か月近く経とうとしていて、

TVや日常会話は相変わらず日本語だけれど、Uの英語のインプット量は、以前の生活の何倍にもなっている。

授業がすべて英語なのだから、それにしっかりついていく為には、先生の英語をしっかり聴きとらなくちゃいけない。

本人に聞いてみると、どうやら英語の夢を見たことがあるようだ。

 

「英語を話していたかどうかは分からないけれど、パソコンに向かって英語で何かのゲームをしていた。」

 

私も、オーストラリアに住んでいた頃、自分の夢が、日本語から英語に変わ瞬間があったことを覚えている。

これは海外居住経験者のあるあるで、英語の接触量、特にアウトプットの量が多くなると起こる事なのではないかと思っている。

夢の中での会話が英語になり、目を覚ましてからもそこで自分が言った言葉を覚えていたり、

他にも、日中、物事を考えるときの心の中の声もそう。

特に、洋書を何時間も黙々と読んだ後には、小説調の文章が、自分の頭の中で突然よみがえり聞こえてきたり…ランダムに頭の中を走り回る!

 

兄Uのちょっとした変化を感じると共に…

弟Kにもこんなエピソードが。

 

近所に「BUN BUN(ぶんぶん)」 という、ミツバチマークのお気に入りのパン屋さんがあるのですが、Kはその袋を見て

「バンバンのパン食べたい~!」と。

ん?バンバン?…ああ、フォニックス読みだ。

 

もう一つ。

子供達がSwitch(ゲーム)のコードをTVに繋げるので、時々DVDプレーヤーのコードが抜かれたままになっていることがあるのですが、

私はこういうのが本当に苦手だから、あーでもないこーでもないとガサガサコードをいじっていたら、

「ハドゥミーだよ。ハドゥミーに差すんだよ。」

と、K。

ん???

ああ、HDMIね!

これまたフォニックス読みをしている。

 

兄は小3でローマ字をしっかり習って(しまった?)おかげで、単語をローマ字読みしてしまう時がしばしばあるのですが、

まだローマ字を知らないKは、逆にローマ字をフォニックス読みしていて、英語習得の各年齢における変化を垣間見たというか、

なんだか、面白いなぁと思った出来事でした。

 

編入84日目。

リモートで学習中のUは、学校の友達に会いたくて「早くマレーシアへ行きたい」と言い、

課題が送られてくるKは、日中は地元の公立小学校に通っているので、「マレーシアなんか行かなくていい!」とぶつぶつ文句を言いながら課題をこなし、

未だふわふわした仮の生活の中、

それぞれの成長を垣間見ることが出来た、出来事なのでした。