Year1で学習した “Pushes and Pulls(押す力と引く力)” から、一歩踏み込み、拡張した内容を学習します。
Forces and movement(力と運動)
Pull and push(引く・押す)
pull(引く)も、push(押す)も、『力』の学習の一部です。
『力』は物を、動かしたり、止めたり、また、
動きを速めたり、遅くしたり、方向を変えたりすることが出来ます。
テキストでは ” a tug of war(綱引き)”を例に挙げて、
綱を引く “pulling force”
足を踏ん張り、地面を押す “pushing force”
など、異なる方向の力があることを学びました。
身の回りをぐるりと見渡し、物体にどんな力が働いているのか観察します。
テキストを読んでいるだけでは、学習内容が頭を通過してしまうだけなので、
なるべく「体験学習」になるように工夫します。
こちらの本はとても読みやすく、我が家はU&K共、用語に慣れる為に何度も一緒に読みました。
Pushing and Pulling (Motion Close-up)
全24ページ。Amazonで1,000円前後です。
「力」については、Year6で、重力、引力、質量やそれらの単位、kgやN(ニュートン)など、さらに深く学習していくことになるので、
Year3時点の内容はしっかり理解し、言葉に慣れておくと良いと思います。
Changing shape and sizes of force(形の変化と力の大きさ)
例えば、パンやクッキーの生地を作るとき、木を削ったりくぎを打ち込むとき、陶器を作ったり、身近な物では「粘土」もそうですが、「力を加えると、物の形が変わる」ことも、ここで確認していきます。
とっても良い動画を見つけました!
教科書の内容を、そのまま学べてしまいます^^
Year1で学習した、
squash, bend, twist and stretch
(押しつぶす、曲げる、ねじる、伸ばす)
の内容を、動画内で再度確認できました。
力を加えると、物の形が変わること、また、
力には大きさがあることが理解出来ればOKです。
There are different sizes of force.
(異なる大きさの力があります。)
Forcemeters(力計)
Forcemeterと検索すると「力計」と訳が出て来ます。
こちら(教科書から拝借しています)がForcemeterの写真です。
日本語で言う「力計」とは…あまり耳に馴染みが無いような…
学生時代に背筋力を測った「背筋力計」や、
海外旅行で必須の「吊り計り」「デジタルスケール(便利!)」
など、用途に合わせて名付けているのが、私たちに馴染みのある日本語訳の気がします。
とにかくその、Forcemeterで計測できる「力の単位」がNewton(ニュートン)であることを学びます。
この単位の名前の由来は、そう、あの、アイサック・ニュートンですね!
ニュートンがどんな人物だったか、子供達に教えてあげられる良い機会です。
こちらは、有名な「ニュートンのりんご」のお話。
低学年でも聞き取りやすい英語とスピードで、視聴ができます。
物が地球の中心に向かって引き寄せられるということ、
更に理解が出来るようであれば、万有引力について触れておいても良いかもしれません。
万有引力
地上において質点(物体)が地球に引き寄せられるだけではなく、この宇宙においてはどこでも全ての質点(物体)は互いに gravitation(=引き寄せる作用、引力、重力)を及ぼしあっている」とする考え方、概念、法則のことである
もっと知りたい子には、
とっても面白い!サイエンスの世界にわくわく出来るNHKのチャンネルより
↑こちらのニュートンの動画は、NHK高校講座「ベーシックサイエンス」のページから視聴することが出来ます。
また、ニュートンと言う人物がどの様に育ち、最後を迎えたのか。
biography(伝記)が好きな方は、ぜひ↓
先程も触れましたが、力の単位はN(ニュートン)であること等は、Year3レベルでしっかり覚えておきましょう。
Friction(摩擦)
日本でも「フリクションペン」として、言葉に馴染みはあるかと思います。
ちなみに、この「フリクションペン」とは、温度変化によりインクを無色にすることが出来るペンの事です。
少し科学的に言うと、
「専用のラバーで擦る発生する摩擦熱で、インクの色を無色に変化させる」仕組みを使ったペンの事ですね!
始めて使ったときは、不思議だな…と思っていましたが、
身近にあるものは子供にとってイメージが湧きやすく、理解が進み、
楽しく会話をすれば、記憶にも残りやすいですね^^
摩擦とは、2つの物の表面を擦る時に生まれる力の事です。
以下のポイントを、英語で答えられるようにしておきましょう。
Friction acts when two surfaces rub together.
(摩擦は、2つの表面が互いに擦れるときに作用します。)
The size of the friction force depends on the two surfaces which are rubbing together.
(摩擦力の大きさは、互いに摩擦している2つの表面によって異なります。)
●smooth surface…less friction
(滑らかな表面…摩擦が少ない)
●rough surface…friction is greater
(粗い表面…摩擦が大きい)
まとめ
Year3でしっかり抑えておきたいことは、
『力』は物を、動かしたり、止めたり、また、
動きを速めたり、遅くしたり、方向を変えたりすることが出来るということ。
「力を加えると、物の形が変わる」ということ。
また、ニュートンが発見した「物が引き寄せられる力」のこと、また、その単位N(ニュートン)
そして、摩擦の大きさは「表面の状態・性質」により変わってくることを学習しました。
以下の動画は、高学年での学習に繋がる内容なので、余裕があれば理解しておくと、今後の学習がスムースにいくかと思います^^