こんにちは!
西マレーシアサラワク州、クチン在住のmamaと息子sのUKです。
初めての移住先となったペラ州を離れ、
2023年12月、サラワク州クチンに引っ越してきました。
2023.12.08
— mama@🇲🇾子供達の成長・学習記録 (@mama90908374) January 15, 2024
サラワク州クチンでの生活が始まりました。
荷物📦送り出し、🛳️✈️、荷物受け取り、
ビザの申請から取得まで、あっという間の1ヶ月でした。。
新しい学校もスタートして、子供達は毎日充実した生活を送っているようです😊
長男はYear9、次男Year6、それぞれcheckpointのこの時期の転校は pic.twitter.com/bOclo2C14n
1年ぶりの更新ですが、今改めて思い返す(よく聞かれる)
を、備忘録としてここにまとめてみました。
※過去記事『転校を決めた理由 (親側の理由)』もご参考に
この記事が、サラワク州へのお引越しを検討される皆さまの参考になりましたら幸いです。
なぜペラ州からサラワク州(クチン)へ引っ越したのか?
引っ越しという選択肢が脳裏を過るようになったきっかけはいろいろありましたが、
実際に行動に移すこととなった大きな理由は3つ。
「円安不安」
「タブレット学習を止めたい」
「もっと現地の文化体験をさせたい」
でした。
◆急激に進んだ円安と教育費の見直し
マレーシア移住当初は、RM1=25-26円。
RM30で見積もり生活設計をしていたものの、日本円の価値が今ほど下がるとは予想していませんでした。
けれども、コロナ後の円安進行は想像以上に深刻で、学費や生活費の負担が増加。
特にインターナショナルスクールの学費は現地通貨(リンギット)での支払いとなるため、
円安の影響をダイレクトに受けることになりました。
大病を経験したパパの体調不良=収入減少でも生活を継続できるように
最初から、生活コストの抑えられる地方都市を選択していた我が家でも、
物価上昇と更なる円安進行を加味したAレベル卒業までの学費(一つの指標として)を試算しながら
「学費を抑えられる地域で教育環境を整えたい」
と考え始めました。
クチンのインターナショナルスクールは、当時の学校と比べても
学費が半分近くに抑えられる(マレーシア最安価格帯のインターが複数ある)ので、
「転居をするならクチン」
と考えを固めていくことになったのです。
◆教育スタイルの見直し(タブレット学習から教科書とノートへ)
もともと長男の通っていた学校では、授業も宿題もタブレットを使用する学習スタイルでした。
タブレット学習自体は効率的な面もある一方、長男は時間管理が苦手なタイプ。
気づけば「勉強」という理由でタブレットを長時間使用し、
毎日10時間近く画面を見続ける生活に・・・
親子間でのタブレットの使用時間をめぐる衝突が増え、これが
「紙の教科書とノートを使う伝統的な学習スタイルの学校を選びたい」
と考えた大きなきっかけになりました。
学校にもよりますが、クチンでは
デバイス使用を制限し、紙ベースの学習を重視している学校が複数あります。
ある学校のディレクターは「デバイスは世界を滅ぼす」とまで仰られていて・・・😮
今の年齢のこの時期に、どんな環境に身を置くことが大切なのか?と考えた時に、
クチンで出会った数々の学校の教育方針が、私たちの価値観と合っていると感じました。
◆現地の文化にもっと触れさせたかった
当時の学校は、日本人の留学生が増えてきている時期でした。
もちろんそれ自体は、ポジティブインパクトも多々ありましたが、
「多国籍な環境で現地の文化に触れ、異文化理解を深める」という移住の目的を考えたとき、
そこでの生活を改めて考えるようになりました。
クチンで視察した学校も生徒の国籍は多様で、
現地のお友達との交流がより自然に生まれる環境が整っていると思います。
また、街中を歩いていても日本人をほとんど見かけない環境の為、
子どもたちがマレーシアの文化をより深く学べると期待し、
環境を変えてみようと子供達と話し合い、納得の上での視察・受験となりました。
学校選びから移住まで
◆情報収集
移住を決めてからは、エージェントサイトやSNSを活用させていただき、クチンのインターナショナルスクールの情報を収集。
学校のHPをひとつひとつ見て、問い合わせをし、候補となる学校を2つに絞りました。
◆学校視察と受験
タームホリデーを利用し、9月末に子どもたちを連れてクチンへ。
約1週間の滞在中に2つの学校を訪問し、入学試験を受けました。
●A校:学校の対応がやや冷たく、視察の時間も限られていたため、第一印象はあまり良くなかった。
●B校:校長先生やスタッフが温かく迎えてくれ、学校の方針にも共感。
受験当日の対応も丁寧で、ここが第一候補に。(でも、結果的に入学を決めたのはA校でした😅)
◆物件探しと引っ越し準備
受験の合間に、不動産エージェントと連絡を取り、いくつかの物件を内見。
学校も決まっていないにも関わらず、1件の物件の契約を済ませ、住居を確保してサラワクを後にしました。
クチンに移住から1年経過、今思うこと
クチンでの生活はあっという間に1年!(早い!)
振り返ってみて、良かった点と今(今後の)課題を書き出してみます。
【良かった点】
●学費を抑えられた
●タブレット学習なしで親子喧嘩が激減!!
●多国籍な環境で現地文化に触れる機会が増えた
●クチンはイポー(ペラ州の都市)よりも都会なのに自然が豊か
●クチンは実は世界的なイベント・大会が行われている
●クチン市内は中華の町、ビジネス成功者が多く友達からの刺激も多い
●ペラ州並みに親切で優しい人たちが多い!(嫌な思いをしたことなし!)
●KLからのトランジットは想定外に苦にならない(ペラ州まで移動の方が大変だった)
【課題となっている点】
●生活費は若干上昇(ペラ州在住時比)
●朝晩の交通渋滞が半端ない!
●教育レベルは・・・東の方が高いかも(学校による)
●書籍や通販の送料は東より高い
●野良犬に追いかけられることがある(平和すぎてwalking 率が上がったからかもしれません)
●基本的な食材は買えても、日本食材も日本レストランも選択肢が少ない(東と比べると)
●東の友達に会いたい・・・
結局、引っ越しして良かった?
メリット、課題を比べてみても、
引っ越しをして「良かった」と思います。
ペラ州もサラワク州も、それぞれに魅力がありますが、
「円安の影響を考えつつ、教育費を抑えたい」
「多国籍な環境で現地の文化に触れさせたい」
ただし、教育面で言うと、Aレベル、大学進学まで視野に入れ
「家庭での学習環境が整っていて、自学自習が出来る人」
は、クチンで学校探しという選択肢も良いかもしれません。
もちろん、環境の変化には慣れるまでの時間が必要ですが、
クチンへの移住は、私たちの経験と視野を広げてくれています。
長男IGCSE学年に突入の為、更新頻度は相変わらずのんびりですが、
これからもサラワク・クチン他、マレーシア留学に関する役立つ情報発信が出来れば良いなと思っています。
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