マレーシア母子移住を決めたきっかけや、公立小学校からのインター編入。英語が話せなかった子供たちの家庭学習や5年間の成長記録。「グローバル教育や海外移住を考えている方へ」ブログがお役に立てたら嬉しいです。Sachi

【Vol.3】マレーシアで運転するには?国際免許とガソリン代について(短期・長期滞在者向け)

本記事は「マレーシア生活×クルマ」シリーズの第3回です。

さて、私たちのような長期滞在者はもちろん、観光や短期滞在でマレーシアを訪れる方も、自然豊かなマレーシア(マレー半島・ボルネオ島共)観光には、レンタカーなどで「車を運転できたら便利なのに」と感じている方もいらっしゃるのではないかと思います。

私たちが住んできた郊外や田舎エリアでは、Grabなどの配車アプリが使えない時間帯があったり、ちょっと足を延ばして山間部に入ると電波の届かない区域もあったり
自家用車が無いと、車を事前にチャーターしておかない限り移動に不自由する場面が少なくないと感じました。

自分で運転ができると行きたい場所へ自由にアクセスしたり、マレーシアの自然や文化、日常の魅力を自分のペースで味わえるようになります。

今回は、マレーシア国内でも運転が可能になる国際免許証の取得方法と、ガソリン代・給油方法など、実際に現地で運転する際に知っておきたい情報をまとめてみました。(2021年の記事を2025年度版に書き換えました)

 

国際免許証の取得方法(日本国内)

マレーシアでは、日本の運転免許証を持っている方が国際免許証(ジュネーブ条約型)を取得すれば、その有効期間内で運転することが可能です

通常、国際免許証は発行日から1年間有効ですが、滞在ビザの種類や期間によっては、より長期的な運転には現地免許への切り替えが推奨される場合もあります。

実際、母子留学などで1年以上の学生ビザ・ガーディアンビザを所持している方は、国際免許証を取得し、安心して運転できる環境を整えることができます。国際免許証の有効期限内に帰国し手続きをすれば毎年更新することも出来ます。

毎年日本帰国をする予定のない方は、現地教習所に通いマレーシアの自動車免許を取得しても良いと思います。

国際免許証を申請できる場所(日本国内)

  • 各都道府県の警察署(一部対応)
  • 運転免許センター(即日発行が一般的)

必要書類

  • 運転免許証交付申請書(申請時に貰えます)
  • 日本の有効な運転免許証
  • パスポート/外国渡航をする書類
  • 申請用写真(タテ5.0cm×ヨコ4.0cm)
  • 手数料(約2,250円)

有効期限

国際免許証の有効期限は「発行日から1年間」

 

マレーシアで運転できる期間と注意点

  1. 短期滞在者(90日以内):国際免許証+日本の免許証で運転可
  2. 長期滞在者(90日超):就労ビザとその他移動ビザ保持者はマレーシアの免許証への切り替えが推奨されています
  3. 長期滞在者(90日超):保護者ビザ保持者は短期滞在者同様「国際免許証」か、現地教習所に通いマレーシアの自動車免許を取得

よくあるトラブル回避ポイント

東マレーシアでは過去1年半の間一度も検問や警察に呼び止められることはありませんでしたが、西マレーシア(マレー半島)時代は、ペラ州や頻繁に訪れていたペナン島では、毎日のように検問を見かけましたし、何度もそこで止められました。(スポットは決まっています)

検問での流れは、ロードタックス支払いおよび期限・国際免許証・パスポートの確認、そして「日本の免許証」の提示を求められたこともあります。

国際免許証単体では不十分なので、必ず日本の免許証も携帯してください。レンタカーの契約時も両方提示を求められます💡

念には念をという方は車両登録証(Geran/VOC)のコピー/スクショを持っていた方が安心かもしれません。車両登録証の携帯は法律上の義務ではありませんが、検問や事故の際に提示を求められることもあるため、コピーを車内に常備しておくと安心です。
※原本は紛失防止のため、自宅で保管するのが一般的です。

万が一事故に巻き込まれたときのことも考え、私は

  • 車両登録証(Geran/VOC)
  • 自動車保険証と緊急ダイアル(連絡先)

はデータに保存して常に携帯するようにしています。

  

マレーシアのガソリン代事情(2025年版)

ガソリン価格(2025年5月時点・参考値)

レギュラーのリッター当たりの価格は、私たちが初めてマレーシアで給油をした2021年当時から値上がりしていないようです。

  • RON95(レギュラー):RM2.05/L(約55円)
  • RON97(ハイオク):RM3.47/L(約94円)

※RON95はマレーシア国民向け「補助金つき燃料」なので、一部では「外国人はRON97を使うべき」との声はあがっているようですが、現時点では義務ではないそうです。ただし、マレーシア政府は燃料補助金の見直しを議論中(主に経済層や国籍による給油制限)とのこと。

給油方法

セルフ式が主流になっています。クレジット・デビットカード/現金どちらも可ですが、カードは使えなかったり場合もあるので、私は給油アプリを活用しています(後日追記予定)
※クレジット・デビットカードを使う場合、一部のガソリンスタンドでは事前にRM200程度の金額が仮にチャージ(プレオーソリゼーション)される仕組みが使われています。実際の給油額が確定すると、差額は自動的に(通常2日~7営業日ほど)返金処理されるため、請求額が多く見えても心配いりません

給油口は車種により右・左異なるため注意してくださいね!

数字(RON95/RON97)を見て選択。
この色分けは統一されていないので誤ってディーゼルを入れるなど、間違えないように!

 

運転時の注意点と現地事情

マレーシアは日本と同じく左側通行・右ハンドルのため、運転感覚に大きな違和感はありません。また、多くの標識が英語で表記されており、外国人でも比較的スムーズに道路状況を理解することができますが、マレー語の標識も徐々に覚えていった方が安心です。

ただ、実際の交通マナーは日本よりもゆるやかで、急な割り込みや突然のUターンが頻繁に見られます。とくに都市部では車線変更が多く、交通の流れに注意しながら慎重に運転する必要があります。
バイク通勤、デリバリーなども多いので、バイクを巻き込む事故にはご注意を!

特に、通勤時間帯の朝夕は主要道路で大きな渋滞が発生することも多いため、時間帯やルートをあらかじめ確認しておくとストレスを減らせます。

 

個人的には、大都市で言うとKLでの運転が一番大変でした…次にペナン…
サラワクのクチン・ミリも通勤時間帯の渋滞は酷いですが、道幅が広いのでKL/ペナンに比べて運転はしやすいなという印象です。

 

まとめ|国際免許があれば自由度が広がる!

マレーシアでの生活や旅行では、車を運転できるだけで行動範囲が大きく広がります。国際免許証の取得は難しくないので、万が一のためにと準備さえしておけば現地でも安心かと思います。

特に田舎エリアや家族連れでの移動がある方には、自分で運転できる選択肢があると、より自由で快適なマレーシア滞在になること思います。

マレーシア旅行、滞在、安全運転で楽しんでくださいね!

 

 

 

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