IGCSEの英語科目には、English First Language(第一言語)とEnglish Second Language(第二言語)の2種類があります。
学校によって
●Primary・Seconday共にESLクラスのみ
●PrimaryはFLEクラスのみ→SecondaryからFLEとESLに分かれる
●SecondaryまでFLEクラスのみ→IGCSEでFLEとESLに分かれる(息子の学校はこのパターン)
●学校の方針が基本FLEのみ→IGCSEでESLを選択する生徒はinvitation onlyの学校もあるそうです!!😲
など、FLE/ESLをどう位置付けるかは、学校によって異なるようです。
そしてまた、IGCSE選択教科を決めるYear9では、
「スコアを出しやすいSecond Languageを選ぶべきか?」
「せっかくここまで頑張ってきたんだから、First Languageのままでいたい、でもA/A*を取れるか不安…」
などなど、息子の周りでは、「FirstかSecondか」で悩んでいる友達が一定数いました。
教科チェンジを悩み始めた長男の為、
改めてFirst LanguageとSecond Languageの違いを比較し、
どちらを選ぶべきかの判断基準をまとめようと思います。
IGCSE English First Language vs. Second Language の違い
IGCSEの英語科目は、子供たちの英語力に応じて選択する形になっています。
じゃあ誰でもFLE/ESLを選べるかというとそうではなさそうで、
Year9時点での最終成績をもとに判断する学校が多い印象です。
冒頭で書いたように、Year9最終スコアが
「●●点以下はESL」と定める学校もあれば、
「ESLは例外、基本FLE」という学校もあるようです😱
参考までに、息子の学校(今と前の学校)の教科選択の用紙を載せておきます。
(学校としても学校全体のresultを下げないよう、ある程度の基準・目安を慎重に定めているのだと思います)
FLEとESLの違いについては、以前こちらの記事で少しだけ触れていますが、
試験内容や難易度を含め、改めて比較をしてみました。
FLE(文学的)とESL(英語スキル)は問題形式が大きく異なる為、向き不向きがある。
表に入れ忘れましたが、リスニング/スピーキングがあるかどうかも大きな違い
【ESL (0510/0511)】はSpeaking & Listeningが含まれる
(0511の場合スピーキングは最終スコアに影響なし)
IGCSEを既に終了している先輩ママ、先生方に聞き、ネットで調べて出した結論を先に書くと
●奨学金やスコアの安定を優先し、確実にA/A*を取りたいならSecond Languageが安心。
●理系・技術系の進学なら、Second Languageでも問題ない場合もある(First Languageの必要性は高くない)。
●東南アジア圏の大学なら、Second LanguageでもIELTS/TOEFLのスコアをクリアすれば影響ない学校が多い。
となり、理系希望の息子(ある程度目指す方向・地域は固めている)は、
ESLでいいんじゃないかな?
その分他の教科に時間を使って、今の時期しかできない勉強以外の経験をたくさんして、
心豊かに育ってくれたら十分よ?
と話し合いを通して1度はESLを選択したのですが、実際にYear10が始まると、
お友達の影響もあり再び悩みだしました。。。(理由は後述します)
※Year10が始まってすぐのライアル期間中は教科の変更が出来るケース(学校)が多い印象。
ですので改めて
First/second Languageを選ぶメリット・苦労するだろうことをそれぞれ考えてみました。
長いですよ~🤗
IGCSE English First Language / Second Language のメリットvs苦労するだろうこと(比較)
IGCSEのEnglish First Language(EFL)とSecond Language(ESL)は、それぞれ異なる目的と評価基準を持っています。
どちらを選ぶかによって、大学進学、奨学金の取得、将来のキャリアにも影響を与える可能性があるため、自分の目標に合わせた選択がとっても大切💡✨
それぞれのメリット・苦労するだろうことをもう一度しっかり考えてみました。
IGCSE English First Language を選ぶメリット・苦労するだろうこと
🤗First Languageを選択するメリット
IGCSE First Languageを選ぶ最大のメリットは、高度な英語力の証明ができることです。
特に、英語圏、カナダ、オーストラリアの大学やトップ校(シンガポール国立大学、マラヤ大学など)では、First Languageの履修が評価されることがあり、追加の英語試験(IELTSやTOEFL)の免除につながったりします。
また、First Languageのカリキュラムでは、エッセイライティングやクリティカルシンキングが求められるため、大学進学後の論文執筆やプレゼンテーションの準備として役立つ点もgood👍
人文・社会科学系の学部志望の場合だけではなく、理系でも、研究職や国際的な理系キャリアを目指す場合、論文の執筆や学会発表のため、英語のライティングスキルは重要💡
特にPhD(博士課程)を視野に入れている場合は、これらのスキルをを身につけることは強みになると思います。
😣 First Languageの選択で苦労するだろうこと
一方で、試験の難易度が高く、A/A*を取るのが難しい点が一番苦労することかと。
評価基準はネイティブスピーカーと同じレベルに設定されているため、語彙力や表現力が不十分だと、高得点を取るのは難しくなります。
また、A/A*を確保することが難しい場合は全体の成績評価に悪影響を与えるリスクがあり、奨学金の条件を満たせない可能性も。
IGCSE English Second Language を選ぶメリット・苦労するだろうこと
🤗 Second Language選択のメリット
Second Languageを選ぶ最大のメリットは、A/A*が取りやすいことです。
試験内容が実用的な英語スキルに重点を置いているため、エッセイの構成力や批判的思考が求められず、文法や語彙の正確さが評価されるため、スコアが安定しやすいのが特徴です。
特に、理系や技術系の学部を目指す場合、エンジニア・IT・データサイエンスなど実務重視の分野や、ソフトウェア開発やデータ分析などは数学や理科のスコアがより重要視されるため、英語の読み書きができれば問題なし💡(と先生方からは聞いています)
※理数ではエッセイやアカデミックライティングよりも、プログラミングスキルや数学力が重視されるからです。
東南アジア圏の大学では、IELTSやTOEFLのスコアをクリアすれば、First Languageを履修していなくても問題ないケースがほとんどのようです。
😣Second Languageの選択で苦労するだろうこと
一方で、英語圏の大学やトップ校を目指す場合、Second Languageの評価は低く見られる可能性があります。
特に、イギリスやシンガポールの大学では、First Languageを履修していないと、追加でIELTSやTOEFLのスコアを提出しなければならないことが多いようです。
また、Second Languageでは、エッセイライティングや学術的な読解力があまり重視されないため、大学進学後に論文やレポートを書く際に苦労する可能性が。。。
将来的に英語を使う仕事を考えている場合は、First Languageを選ぶ方が有利になるかもしれないというのも一つの判断基準になるかと。。
息子の決断は・・・
ここまで調べ、話し合いをしてみても、まだFLEに執着する息子。
どうしてFLEに拘るのかを聞くと、息子のクラスメイトの場合は、FLEを選択する友達の方が、学ぶ意欲が高く、環境に流されやすい自分はそこに身を置いてモチベーションをあげたいと。
そう考えた息子の気持ちは親として応援してあげたい(単純)のですが、そうなるとこれから試験までの1年半、今の息子レベルだと乗り越えなくてはいけない壁(文学的センス)が高くそびえたっています。
茨の道だろうに・・・と心で思いつつ(口にも出してますが)
じゃあ、FLEにチェンジする?
ということで、FLEテキスト一式を急いで注文、
同時に、どんな勉強法で彼を支援してあげられるのか?情報収集を始めました。
※記事が長くなりすぎたので、別記事にまとめます。
ちなみにFLE、tuitorを探すことも考えましたが、過去の経験から、
相性が良く、持っている力を引き出してくれる先生を見つけることがとても大変で、
FLEでもなんでも、我が家は基本的には自学自習で頑張ろうというスタンスで子供たちに話をしています。
※こちらを書いている2025年1月時点では、まだ教科の変更が可能な期間になります。
その後どうなったかは・・・はまた後日、改めて書こうと思います(今の更新頻度だと、1年後とかになったりして💦)
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👆こちらの記事もかなり参考になりました!(2025.2.2追記)